製造方法

材質について

今までの効率優先の社会から、心のゆとりや豊かさが求められる現代では、環境への配慮を含め、都市と自然との調和が大きなテーマとなっています。優れたリサイクル性、コストパフォーマンスをベースに、大自然に溶け込む「優しさ」、「暖かみ」、「力強さ」を表現することができる鋳造は、いままた注目されています。

私たちは鋳物のイメージを変える「ダクタイル鋳鉄」のスペシャリストとして、これからも新たな可能性を追求し続けます。

臼井鋳鉄では、A材、B材を中心として製造しています。

  • ・マンホール:A材
  • ・マンホール受け枠:B材
  • ・鍋、スピーカー他:B材

 

ダクタイル鋳鉄とは・・・普通鋳鉄の数倍の強度を持った鋳鉄です

普通鋳鉄

顕微鏡で見たときの材質の組織

顕微鏡で見たときの材質の組織

引張強さ 100〜350KN/平方ミリメートル
伸び 0.5%以下
硬さHB 150〜200

特徴
鉄の基地の中に片状黒鉛が多量に入っているために強さがないばかりでなく、伸びがほとんどないため衝撃に対して極めて弱い。耐摩耗性、耐食性も劣っている。

一般ダクタイル鋳鉄

顕微鏡で見たときの材質の組織

顕微鏡で見たときの材質の組織

引張強さ 370〜500KN/平方ミリメートル
伸び 7〜25%
硬さHB 170〜200

特徴
普通鋳鉄に比べて強度もかなり高く衝撃にも強いが、硬度が低く、摩耗し易い。また、伸びが多すぎるため、変形が起きやすい。

ダクタイル鋳鉄B材

顕微鏡で見たときの材質の組織

顕微鏡で見たときの材質の組織

引張強さ 600KN/平方ミリメートル
伸び 8〜15%
硬さHB 210以上

特徴
ダクタイル鋳鉄A材と比較して、やや伸びを多くしたのが特徴で、A材の長所を生かしつつ、粘さ、耐衝撃性、靭性を要求される製品の材質として開発されている。一般ダクタイルと比較して、耐摩耗性、耐食性にも優れている。

ダクタイル鋳鉄A材

顕微鏡で見たときの材質の組織

顕微鏡で見たときの材質の組織

引張強さ 700KN/平方ミリメートル
伸び 5〜12%
硬さHB 235以上

特徴
独自の溶解方法と特殊合金元素の配合により、高力、高硬度でかつ耐衝撃性と耐歪性を考慮して、伸びを5〜12%としている。耐摩耗性、耐食性にも極めて優れている。